2009年6月10日     シャボン玉作り (2)
 

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今回は、いよいよ、人の入れるシャボン玉の実験です。

 

その前に、管理人が色々と試行錯誤をしたので、

今後の参考になると思い、記録を残したいと思いました。

それについては、実験機器・材料のページ大きなシャボン玉の用具

詳細を紹介したいと思います。 ( まだ、工事中です。)

(試行錯誤と言いましても、他の方がやってくださった情報を試しただけですが・・・ 

 オリジナリティーがなくてすいません。・・・)

 

 

ここでは、簡単に触れます。 詳細は、大きなシャボン玉の用具をご覧ください。

( 下記の記事は、周囲の状況(湿度、風)などにより、結果が左右されます。 同じようにやっているつもりでも、同じ結果にならないことが何度もありました。

  科学的に対照実験を置いて比較したわけではなく、管理人の主観なども入り込んでいますので、その点だけはご了承ください。)

 

 

1.シャボン液について

  シャボン液は、いくつか試した結果、以下のようにしました。

 

   中性洗剤 :  PVA(ポリ・ビニール・アルコール) :  精製水  :  グリセリン

      1   :       4.5             :  4.5    :   少々(約50〜70ml)

 

  これは、いろいろなホームページや書籍を見て試しましたが、 自分の器具では、

  上記の物が、一番、シャボン膜の立ち上がりが良かったからです。 

  (その時の気象条件にも左右されると思います。)

  中性洗剤やPVAによっては、うまく混合しないものもあります。

    

  左の物はうまく混合していません。(透明になっていない。 泡のため? 

  右の物は分離しています。

 

 

2.シャボン液を入れる容器について

  これも、いくつか試しましたが、手元にある材料の中でできるものであったり、

  シャボン液が、あまり使わずにすむもの(シャボン液を入れる用量が少なくて済むもの)にしました。

  

  長さ3mのホースを2段にして、ビニールテープで固定し、その中に少し短く切ったホースを、やはり、

  2段にしてテープで固定し、2重の輪を作ります。 外と内の輪の間隙が、シャボン液の入るスペースです。

  ( この上からビニールを敷いて、間隙にシャボン液が入るようにします。)

  これだと、 1.2〜1.5リットル程度しか、シャボン液を使わずにすみました。

 

 

3.シャボン膜を引き上げる輪について 

 輪もいくつか試しました。 100均のフラフープは分解式だったので、使用しませんでした。

 紐の物も試しましたが、うまくいきませんでした。

 玩具店やスポーツ店でフラフープもあったのですが、数百円〜千円程度と高価だったのでやめました。

 結局、手元にあった、黒い電気工事用の蛇腹の配管チューブを使いました。

 

 包帯を巻いてみたのですが、包帯を巻かない方が良かったので、巻かずに使いました。

 写真では見えにくいですが、100均のアルミ線を使って、取っ手を4箇所つけています。

   

 

自宅での試行錯誤の結果、以上のような材料で、何とか大きなシャボン玉ができそうなところまで来ました。

しかし、時間切れで、実験当日までには、完全な予備実験ができていませんでした。

( シャボン液を作ってから、数日置いた方が良いようでした。

  このためか、腰のあたりまでしか、シャボン膜が上がりませんでした。 )

 

 

いよいよ、実験当日となってしまいました。 うまく行くか、緊張して仕方ありません。

           ( 失敗したら、実験請負人失格です。)

 

 

実験当日、早めに準備を始めました。

まずは、ブルーのビニールシートを敷いて、その上に先ほどのホースでつくった2重の輪を置きます。

 

 

その上に、大きめのビニール袋をかけます。

そして、中央に、ビニール袋をかけた「すのこ」を置きます。(ここに、立ってもらいます。)

また、シャボン膜を引き上げる輪をセットします。

 

最後に、シャボン液を入れて完成です。

 

うまくいくか、半分は、ぶっつけ本番状態です。

ここで、何度が試しましたが、なんとか人の背丈までシャボン膜が上がりました。 ホッとしました。 ヽ(^o^)丿

 

 

そして、いよいよクラブが始まります。

 

はじめに、2グループに分かれて、シャボン液の作製をしてもらいました。

上記の配合にして、作ってもらいました。

しかし、作成してすぐは使えないので、実際に使うのは、あらかじめ作製しておいたシャボン液です。

 

シャボン液の作製後は、いよいよ、お目当ての人の入れるシャボン玉です。

 

         

( 小学校のホームページ、http://www.tomisew-e.kashiwa.ed.jp/h21news/img/090610kagaku より転載 )

 

写真にはありませんが、うまく上部でシャボン膜が閉じ、完全に中に人が入った状態もできました。

 

 ( 小学校のホームページ、http://www.tomisew-e.kashiwa.ed.jp/h21news/img/090610kagaku より転載 )

紐を使っている子供たちもいました。

 

最後は、シャボン玉を外で飛ばして遊んでいました。

 ( 小学校のホームページ、http://www.tomisew-e.kashiwa.ed.jp/h21news/img/090610kagaku より転載 )

 

 

 

なんとか、うまくいきました。 よかったです。 ほんとによかったです。

( この2週間、シャボン玉の事ばかり考えていましたから・・・ )

この2週間、中性洗剤の臭いと格闘していましたから、しばらくは中性洗剤の臭いを嗅ぎたくないと思いました。

 

 

実は、家に帰ってからの、後片付けが、少し大変でした。

ループなどの器具は、簡単に洗えましたが、

大きなブルーのシートと、大きなビニール袋を洗うのが大変でした。

家の中には洗う場所もなく、外で、少しずつ広げて洗ったのですが、なかなかシャボン液が落ちませんでしたし、

風の強い日で、風にあおられるため、靴や服がびしょびしょになってしまいました。

でも、実験はうまくいったので、そんなことは、あまり気になりませんでした。

それより、やっと、プレッシャーから解放されたという思いでいっぱいでした。   (´∇`)

 

 

 

次回は、針穴写真機ですが、いつもと曜日が違うので、管理人は、参加できないため、

担当の先生に一任です。

担当の先生のお子さんは、以前、夏休みの研究で、針穴写真機の取組まれたそうです。

それを御指導なさったことがあるそうなので、大船に乗った感じです。

 

先生、申し訳ありませんが、 次回は、宜しくお願い致します。・・・

 

 

 

 

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