2009年6月24日    針穴写真機を作ろう (2)  +  日食の紹介
 

 

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 今回のクラブは、1学期最終回です。

先週の引き続き、針穴写真機製作の続きです。

 

(画像の記録はとっていなかったので、テキストのみです。すません。)

 

先週の記事の通り、外筒と内筒に分けて製作し、外筒には針穴が付いており、

内筒のトレーシングペーパに景色が映る様になっています。

内筒を外筒に入れて完成です。

 

次々と完成し、みんな外の景色や蛍光灯を映していました。

なんで、これだけで絵が映るのか不思議なようでした。

 

顕微鏡のケーラー照明の絞りを使った装置で、針穴写真の原理説明を行いました。

針穴写真機は、光の直進性を利用しているのですが、どこまで分かってくれたか?です。

 

また、最後に、7月22日に日食があり、一人ひとりに雑誌の記事を見てもらい、

日食の起こる時間などの紹介をしました。   晴れるといいですね!

 

日食メガネが入手できると良いのですが、どこも品切れでした。

そこで、感光させて現像したレントゲンフィルムが入手できそうなので、

入手できたら配ります。

 

 

 

 その後、クラブのみなさんには、配布させていただきました。

(本当は、全校のみなさんに配布出来ればよかったのですが、数多くは入手できませんでした。)

 

 

 

封筒には、以下のような説明を入れました。

(縦書き、横書きの違いはあります。)

 

表面

 

      年    組   

  科学クラブ   太陽観測用 減光 ( げんこう ) フィルター

( エックス ) 線フィルムを使った太陽観測用減光フィルターです。 七月二十二日の

日食の際に、使用してください。

・このフィルムは、白黒写真と同じく、銀の粒子を使っているので、太陽の観測に

使用可能となっています。 (自分の下じきなどは、使わないでください。)

・傷がつきやすいので、硬い物でこすったりしない様に注意してください。

傷がつくと、光がもれて危険です。 傷がついた物は、使わないでください。

・水にぬれても弱くなりますので、ぬらさないように 注意してください。

(先日お話したピンホール法も 安全ですので、ぜひ試してくださいね。 ( うら ) 面参照。) 

裏面

 

 ピンホール式 太陽 観測 ( かんそく )

 

 1. ( あつ ) 紙に コンパスの針で 丸い ( あな ) ( ) ける。

   (1mmから2mmの穴 きれいな円にする。)

 2. 地面から数十cm〜1m 程度 ( ていど ) 間隔 ( かんかく ) をあけて、

 穴の光を 地面 ( じめん ) などに ( うつ ) し、形を 観察 ( かんさつ ) する。

 (下に白い紙を ( ) いて映すと見やすいよ。)

   

  穴 ( あな ) をいくつも ( ) けると どうなるかな?

 ぜひ、やってみよう。

 また、近くに木があったら、木の ( かげ )

   木漏れ日 ( こもれび ) の形も  観察 ( かんさつ ) してみよう。

 

また、使用法が分からないとの問い合わせを頂きましたので、以下のような補足説明を配りました。

(初めから、詳しい説明書をつければよかったです。 みなさん、どう使っていいか、

いきなり渡されても、分からないですよね。・・・   すいません。 m(_"_)m

年   組  

科学クラブ  太陽観測 減光 ( げんこう ) フィルター  補足 ( ほそく ) 説明

フィルターは、どのように使うかという質問が出たそうです。 

フィルター自体の使用方法は、 封筒 ( ふうとう ) 記載 ( きさい ) していませんでしたので、

補足 ( ほそく ) させていただきます。使用方法は、フィルターを太陽にかざして観察します。 

そのままでも使えますが、フィルターがやわらかく、使いにくいかもしれません。 

フィルターより ( ひと ) 回り ( まわり ) 小さい長方形の ( あな ) を開けた 厚紙 ( あつがみ ) に、

フィルターを ( ) り付けて観測するもの良いと思います。フィルターを通した太陽の光は弱いため、

なるべくフィルターの周囲を ( おお ) った方が見やすくなりますので、皆さんも工夫してみてください。

また、 注意 ( ちゅうい ) 事項 ( じこう ) 追加 ( ついか ) させていただきます。 

このフィルターを使って、 望遠鏡 ( ぼうえんきょう ) 双眼鏡 ( そうがんきょう ) などを通して、

絶対 ( ぜったい ) に太陽を見ないでください。望遠鏡や双眼鏡は、レンズが光を集めるため、

このフィルターでは対応できません。 失明 ( しつめい ) 危険 ( きけん ) があります。

絶対 ( ぜったい ) に守ってください。

 

 

 

実は、管理人は皆既日食を見るため、移動するのですが、みんなが、事故なく観測できるか心配です。

日光網膜炎なんかにならないといいです。

(太陽など眩しい光を長時間見続けて、眼の奥の光を感じるところである網膜が炎症を起こしてしまう。)

 

みなさん、晴れることを祈りましょう。 それでは、良い夏休みをお過ごしください。(まだ、夏休みには早いですが。)

 

 

 

( 追記 )

日食観測の際に、子供達に何かあったら、配った責任をとらされるかもしれないので、心配で仕方ありませんでした。

しかし、結局、曇って見られなかったそうです。( 「そうです。」 となっているのは、管理人は柏から離れていたので、

そのような表現になっています。)  申し訳ないですが、内心ほっとした気もしています。 

次回、関東地方で日食が見られるのは、2012年5月21日です。それまで、大切にとって置いてくれるかな???

 

 

 

 

 

 

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