2011年5月18日  オリエンテーション
 

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 今年度も 科学クラブの実験に、管理人は呼んでもらえるかどうか心配でした。 

(昨年度が終わった際に、来年度もお願いします、とは 言われてなかったもので、・・・・)

新しい年度が始まってから、今年度も呼んでいただくことになりました。 良かったです。 \(^o^)/

 

 

 いよいよ、2011年度の科学クラブが 本日、始まりました。

今年は、何人ぐらいなんだろうと思いながら、みんなを理科室に迎え入れました。電子工作などをやるので、

希望者が多数の場合は、14〜15人までとこちらから、希望を出させて頂いていました。

実際に集まったのは、5年生3人、6年生6人の合計9人でした。 やはり、人気が無かったのでしょうか。 ( ; _ ; )

昨年度も科学クラブをやってくれた人は、2人いました。

 

今年度も、ご担当の先生方は、同じ先生でしたので、事前に打ち合わせはやらず、実現可能な実験を提示して、

そこから選んでもらうようにしました。

 

今年度は以下のような実験リストを用意しました。(昨年と若干変更、追加をしています。)

分類 テーマ 題名 内容 説明 票数
光・色
関連
光・反射 光は何回反射するかな?  鏡を使って光の直進や反射をみてみましょう みんなで協力し、鏡を何枚も使って、目的の場所を照らしてみましょう。 1
光・屈折 光を曲げる レンズなどを使って 光の屈性をみます レンズ数枚(望遠鏡を制作) 望遠鏡の原理の紹介もします。  
光・分散・回折 光を分けよう 厚紙を使って簡易分光器の制作をします プリズムや回折格子で光を分ける 太陽光、蛍光灯、水銀灯など観察 2
光・偏光 光は波?波は回る? 偏光についての観察をします。 偏光フィルターを使って、光の偏光について観察をします 1
光・色 光と色 光の3原色、色の3原色 なんで3原色があるの? 色フィルターの照明を使い、光の合成、影の観察。印刷物CMYKの観察。 1
光・赤外・紫外 目に見えない光 赤外線 紫外線 蛍光と夜光などをみます 蛍光ペンや夜光マーカー、 赤外線、紫外線について紹介します。 8
光・屈折 水のレンズ、氷のレンズ 水や氷のレンズで太陽光を集めてみましょう 水や氷のレンズを使って、紙が焦げるか実験します。 2
色を分けよう ペーパークロマトグラフィーの実験です 水性サインペンなどを、コーヒーペーパーによって色を分解します。 1
日光写真(もどき)をやってみよう 日光写真のように日光を当てて感光させます 乳剤を塗った感光紙を日光写真のように感光させ、影絵を記録します。 4
針穴写真機を作ってみよう レンズが無いのに何で映るの? 原理の紹介 牛乳パックなどを使って、針穴写真機の製作をします。 5
針穴写真機で撮影してみよう 実際に針穴写真機で撮影をします(白黒) 印画紙を使って、現像をしてみましょう。 5
太陽光 太陽光で調理 パラボラアンテナのソーラークッカーで調理 太陽光で調理ができるかな? 5
太陽光 太陽光の気球(ソーラーバルーン) 黒い袋に太陽光を当て、浮き上がるかな? 黒いビニール袋に太陽光を当てて、気球のように上昇させましょう。 2
音・波
関連
音と波 音を目で見る 音によって、振動を視覚化します 水面の波形、器具を使って振動波形の観察をします。  
音の速さを測ろう 音速の測定をしてみましょう ピストルの煙(光)と音のずれで、音速測定します。 1
自分の声、楽器の音 音の3要素って何? オシロスコープを使って自分の声、楽器の音の波形観察をします。  
どこまで聞こえる? 発振器を使って可聴帯域を調べます。 高い音がどこまで聞こえるかチャレンジ。 動物の可聴帯域の紹介。  
音と波 笛を作ろう 笛を作り 音の波形の観察をします。 空気や物の振動で音が出ることを考えます。  笛の大きさと音の高さ 2
ドップラー効果って何? 水面上の波形観察や実際の音を聞いてみます ブザーに紐をつけて回し、実際に聞いてみましょう。音叉を持って走ると? 4
電気
磁気
関連
電気 電気を作ろう 1円玉と10円玉で電池を作ります。 みんなで力を合わせて、モーターを回せるかな?LEDも点くかな? 1
電気 電気を作ろう 発電機編 発電機について調べます。 発電の仕組みを見たり、実際に発電機で電気を起こします。  2
電気と磁気 電磁石と針金モーター エナメル線を使って、簡単な針金モーター作り 針金モーターを作り、回してみましょう 2
電気 静電気を起こそう いろいろな物をこすって静電気をおこそう 身の回りの物を使って、何が静電気にくっつくか観察します 1
電気 静電気の実験です 機械を使って静電気を起こし、実験します 高電圧を作る静電気の起電機を使った実験などを行います。 2
電気と磁気 スピーカー 何で音が出るの? スピーカーやマイクの仕組みを観察しましょう コイルと振動板で スピーカーの模型を製作 2
電気と光 光で声を送る 光通信の仕組みを見てみよう 太陽電池などを使って、声を光の明暗に変えて送る実験をしてみます。  
磁気 強力な磁石 ネオジウム磁石などを使って実験します 磁石の意外な振る舞いを観察します。 1
コンピューター コンピュータの原理を知ろう 0と1だけの、2進数の世界を体験 何で計算ができるのかな 簡単な仕組みを紹介します。 2
電気 電子工作をやってみよう 簡単な電子工作(LEDを使って) 半田付けをやってみます。 LEDを使った小さなイルミネーションの製作。 3
酸と
アルカリ
酸・アルカリ 色が変わる! 紫キャベツなどを使って色の変化を観察 身の回りにある、酸とアルカリの指示薬になるものを見てみましょう。 5

関連
視覚 なんで飛び出すの アナグリフ、偏光式 ステレオ視の仕組み 赤青メガネの制作、赤青式の立体画を見てみましょう。 1
聴覚 どこから聞こえる? ステレオの仕組み、5.1chサラウンドの仕組み 聴覚上の左右の聞き分けの原理を調べます。  
体のつくり 体の作りの不思議について 体の作りについて簡単な実験です 錯覚、マリオット盲点、平衡覚と視覚、皮膚の触覚、反射等  
骨格 人間の骨、動物の骨 比較解剖学の話です 博物館から動物の骨格を借用。人間は理科準備室の模型と比べます。  
天体
関連
地球と月 地球と月の動きを見てみよう 月の満ちかけの仕組みをもう少し詳しく見ます 日食、月食の仕組みを模型を使って紹介。月齢早見盤を作製します。  
ミニプラネタリウムの製作 多面体に穴を開けてピンホール式を作製 穴を開けるのに、ちょっと根気が必要です。 7
天体 太陽系の広がりを見てみよう 太陽系モデルをグランドに配置 実際の縮尺で配置し、どの程度離れているか観察(結構距離ありますよ)  
天体 太陽の動き 日時計の制作 厚紙などを使って 日時計を制作  
太陽 太陽をみてみよう 望遠鏡を使って太陽の観察 太陽の太陽のプロミネンス等を観察します。 太陽の光の成分も見ます。  
地球 地球の大きさを測ろう 地球の大きさを調べた歴史の紹介、実測 GPSの機械を使って地球の大きさを調べます。うまく測れるかな? 2
重力・力
関連
重力・力 物の運動を止める? 物の運動を点滅する光を使って止めます ストロボスコープを使って、運動を観察してみましょう 1
コマの実験 いろいろなコマ、ジャイロの紹介 回転椅子上で回った自転車のタイヤを持つどうなる? 1
空気の力 ホバークラフトの実験 ホバークラフトに乗って空気の力を実感してみます。 5
力・大気 大気の力 大気の押している力を実験 コップと板、吸盤、サイホン、などの実験をします。  
表面張力 金属が水に浮く? 表面張力の実験 水に、1円玉・クリップなどを浮かせてみましょう。うまくいくかな?     4
力・表面張力 人の入れるシャボン玉(膜) 大きなシャボン玉の実験 人が入れるシャボン玉(膜)を実際にみてみましょう。 2
物質 物質三態 ドライアイスで実験 ドライアイスを使っていろいろな実験 ロケット、エアホッケー、金属の振動などの実験をします。 6
物質の性質 べっこう飴を作ろう 砂糖から飴を作る うまくいくかな?  3
物質の性質 かるめ焼きを作ろう 砂糖を原料に作ります。 うまくいくか難しいそうです。 専用のお玉が入手できると良いですが・・・。 2
結晶 結晶作り カリミョウバンを使った結晶作りをします 結晶ができるまで、かなり時間がかかります。  
結晶 結晶の花を咲かせましょう 結晶の花を咲かせます 肥料の尿素を使って実験します。 7
放射線 放射線 放射線の通った跡を見てみよう 身の回りにある放射線の紹介 霧箱を使った観察をします。  計測器などを使って測定もします。 7

もう少し、実験のレパートリーを増やしたいです。今後の検討課題とします。 もっと派手な実験ができれば良いですが・・・。

なんか中学か高校の理科の実験みたいな物もありますね。 (^_^;) 

 

 この中から、希望の実験を聞きました。 クラブは、今後、約10回あるので、一人10票ずつで、挙手をして

希望を取りました。 表の右にある票数の欄がその結果です。

 管理人がやりたかったのは、「地球の大きさを測ろう」 という、GPSを使った地球の大きさの測定や、

「コンピューターの原理を知ろう」という、0と1の世界で、なんで計算ができるのかとう、項目です。

最近は、コンピューターは(ゲームの機械や携帯なども)完全ブラックボックスになっていて、なんでコンピューターが

動くのか原理を知ろうとする子どもが全くいません。(管理人の子どももそうでした。) もう少し、原理を知って欲しいと思っています。 

 

 票数の多い順に、

 ・ 目に見えない光

 ・ ミニプラネタリウムの製作

 ・ 結晶の花を咲かせましょう

 ・ 放射線通った跡を見てみよう

 ・ ドライアイスの実験

 ・ 空気の力

 ・ 色が変わる(酸とアルカリ)

 ・ 針穴写真機を作ってみよう

 ・ 針穴写真機で撮影してみよう

 ・ 太陽光で調理

                               以上が、選ばれました。

 

 電子工作が無いのは残念でした。昨年の電子工作は、「ミニクリスマスツリーを作ろう」という題にしたので、

人気があったのかもしれません。 同じものを作っても芸が無いので、 今年は、「LEDイルミネーションの

クリスマスリースを作ろう」という題にしても良かったかもしれません。

 また、一昨年に色々と静電気関連の実験道具を作りましたが、選ばれませんでした。残念です。 苦労して

作った実験器具は、日の目をみることはありません。 ( ;  ; )

 

 

 以上の実験の順番は、これから考えます。 お天気に左右される実験があるので、それも考慮しなくては

いけません。 次回の6月10日は、管理人は仕事で来られません。 簡単な工作をしようかと思っています。

管理人は来られないので、 管理人のかみさんにお願いしようかと思います。

 

 

 今年も宜しくお願い致します。

 

 

 

 

 

<気付いた点、反省点など>

 1.  昨年よりも、実験リストは小学生に読み易く、また、興味を持ってもらえるように題名を変えている。 しかし、文章だけでは

    伝わりにくいようだ。 来年以降は、挿絵や図を使って補足したり、プロジェクターを借りて、実験の内容を視覚的に

    伝えた方が良いと思った。 また、その場ですぐに判断するのは難しいので、あらかじめリストを配っておいて、

    ゆっくり考えてもらったりしても良いと思った。 リストの内容を画像付きで、ホームページにアップしておいても

    良いかもしれないと思った。

 2.  題名の付け方一つで、子どもたちの興味の方向が変わることを痛感した。 より親しみの持てる題名にしたりするなど、

    もう少し検討の余地があるようだ。

 3.  やはり、生物、地学系の内容が少ない。 もっと、増やしていきたい。

 4.  以前は、自然観察クラブがあった。(現在は無いそうだ。)  また、以前より、コンピューターのクラブもある。

    両方のクラブにまたがる関連テーマについては、他のクラブと共同で実施する実験などもあっても良いかと思った。

 5.  はじめに、1年の実験を決めてしまうのではなく、各学期ごとに実験を決めていっても良いと思われた。

 6.  こちらから与えるのではなく、児童達に、材料集めや、どうやったら実験がうまくいくかなども考えてもらいながら

    実験が進められれば良いと思われた。 いろいろな実験を数多く見てもらうのではなく、実験の数を絞って、じっくり

    考えてもらいながら、実施していけるよう心掛けたい。

 

 

 

                    

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