2011年10月19日 ミニプラネタリウムを作ろう (1)
 

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                                                  - いよいよ 2学期の クラブがはじまりました。 -  

  

 

  先週は、先生方の研修のため、クラブはお休みでした。 このため、プラネタリウムを製作するための台紙を

 作製しました。 ( 詳細は、こちら。) 今週は、いよいよミニプラネタリウムの製作です。 管理人の事前の

 準備した際の感じでは、今回のクラブで台紙の切り抜きと穴あけ(星のピンホール)までを行い、次回のクラブ

 で組み立てて、なんとか完成させられるのではないかと思っていました。 (これが、大変な見込み違いでした。(^_^;) ) 

  今週は穴あけをする予定なので、ピンや穴あけの際に下に敷く段ボール等を用意し、学校に向かいました。 

   いつものクラブでは、やたら機材が多かったり(折りたたみ式のコンテナボックス2〜3個、重さは10kg以上)、

 機材が大きかったりするのですが、今回のクラブでは、コンテナボックスが要りませんでした。事前に作った台紙、

 (工作用紙が30枚以上あるのでちょっと重いですが、)、穴開け用のピン2種類、穴あけの際に下に敷く段ボール

 (職場から調達しました)、製作の説明書、見本のプラネ、星座早見、管理人の文房具などで、紙袋2袋ほどで

 済んでしまい、なんかいつものクラブとは違う感じでした。 

 

   クラブの時間が始まる前に、各テーブルに台紙を配布しておきました。

    

 

   みんなが集まってきたので、早速、説明を始めました。

    

   ピンホール式のプラネタリウムについての簡単な原理などを説明しました。また、このプラネタリウムは、

 星座早見盤のように日時をあわせると、星座がどの辺に出ているかわかるようになっており、簡単な

 使い方も紹介しました。 恒星球(ピンホールが開いている部分、このプラネタリウムは正20面体)をみてみると、

 普段見ている星座とは違い、星座が裏返しにみえることも、簡単に触れました。(天球を外側から見ているので、

 裏返しに見える。投影すると普通に見えます。) みなさんが、どこまで理解してくれたか、”?”ですが、

 時間がないので、早速製作に取り掛かりました。

 

  みんな作業を始めました。

  

  

  みんな一生懸命に台紙から切り抜いています。

  

 

  途中、何人かから声が上がったのですが、「紙が堅くて切れない!」、「指が痛い!」などの声が上がりました。

 丈夫なプラネタリウムを作ってもらおうと思い、型紙を印刷した紙を工作用紙に貼り、木工用接着剤を混ぜた水性

 ニスを二度塗りしているので、台紙がとても堅いです。 学童用の工作用はさみでは、とても切りにくいです。

  

 

  思ったように作業が進みません。

  

  

  実質的な作業時間は約30分程度でしたが、結局クラブの時間が終わっても、ピンホールの穴あけ作業まで

 行った人は、ほとんどいませんでした。 (;_;)

 

  管理人や管理人のかみさんも、お手伝いをしたのですが、今回は、切り抜きだけで終わってしまいました。

 丈夫な台紙を用意したので、作業時間が見込みより、大幅にかかってしまいました。

  

  みんな指が痛くなっちゃったようです。すいません。 m(._.)m

 

   結局、穴あけ作業は、次回となりました。 

         

                                                   (製作は、次回へ続きます。)

 

 

 

 

  ( 気付いた点、反省点など )

  1. 製作した後も末永く使ってもらおうと、丈夫な台紙を用意したため、大幅な作業時間の延長となってしまった。台紙の耐久性

     だけでなく作業効率も考えて台紙の用意をしなければいけないと思った。 

  2. 事前の試作の際は、丈夫な万能ハサミで作業を行った。このため、丈夫な紙であっても、切り抜きは苦にはならず、時間は

     それ程かからなかった。しかし、児童達が持参したハサミは、児童用?のはさみのため、丈夫な紙を切るのに大人でも、

     少し大変であった。児童達は、「指が痛い。」等の発言に見られる様に、苦に感じていたと思う。事前の試作は、実際に

     児童が使用するハサミで、作業する必要があると感じた。 試作の際は、10分で切り抜きが終了したが、実際には、30分

     あっても終わらない児童がいた。

  3. 最初のクラブの時間で、希望する実験のアンケートとった際に、プラネタリウムの製作は第2位の獲得票数だった。(7票獲得。

     クラブの児童は9人なので、そのうち7人は希望していたことになる。) このため、プラネタリウムの製作は、みんなが大変喜ぶと

     思っていた。 しかし、実際製作が始まると、あまり面白そうではなかった気がした。製作の手助けする際に、星の話などをしたり

     して雰囲気作りを試みるもうまくいかず(作業に夢中で、神経がそちらに行ってしまうため、あまり会話にならなかった。 自分の

     力の無さを実感) どちらかと言うと、黙々と各自が作っているような感じになってしまった。 BGMをかけたり、プロジェクターを

     借りて、PCでプラネタリウムのソフトの解説をオートで投影したりして、(結局、道具に頼ってしまうことになるが、)雰囲気づくりを

     しても良かったと思われた。

  4. クラブの開始前に、(今回はプラネタリウムの製作だとは知らない)一人の児童に聞いたところ、何かの教材で簡易プラネタリウムを

     持っている児童がいたようだ。 しかし、ただ星が映るだけで、つまらないとのことだったようだ。今回のクラブは、プラネタリウムの

     製作と知ると、気を使って、「楽しみ。」、「おもしろそう。」等と、言ってくれたようだった。 この児童は、多分、上記の7名には入って

     いないと思われる。この児童には、つまらないクラブになってしまったと思う。 やっている事は、ペーパークラフトなので、事前に

     アンケートをとっておき、一律にプラネタリウムだけではなく、他の科学、理科にちなんだ工作も選択できるようにした方が良かった

     かもしれないと思った。 

  5. 今回、型紙は、ホームページをダウンロードしただけであった。 しかし、しばらくは部屋に置いてもらえるよう、恒星球は、美しい

     星座の絵が描いてる天球儀のようなものにしても良かったかもしれない。(できればカラー。) 星座の絵、図譜には著作権が

     あるためか、事前に少し検索してみたが見つからなかった。プラネタリウムソフト等から出力できるか等、今後の研究課題。

 

 

 

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