2011年12月8日 ミニプラネタリウムを作ろう (4) |
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- さらに、さらに 今週も引き続きプラネタリウムの製作です・・・。(^_^;) -
今年最後のクラブとなってしまいました。 本当であれば、もっといろいろな実験をやっているはずでしたが、 管理人の見込み違いで、プラネタリウムの製作に時間がかかり過ぎてしまいました。 申し訳なく思っています。 もう、いい加減、みんな飽きちゃたんじゃないかと思います。 前回は、管理人は仕事のため出席できませんでした。このため、管理人のかみさんに行ってもらいました。 かみさんによると、完成した人が、2、3人いたようでした。 しかし、ほとんどの児童は完成していなかった ようです。 このため、今回もプラネタリウム製作の続きをやることになります。 まだ完成していな人は、どの 程度まで進行しているのか、詳しくは、わからないため、次の実験「見えない光」 という光の実験の準備も 行いました。
事前の準備です。
次の実験は、光の実験の予定です。このため、簡易分光器を製作することにしていました。 簡易分光器は、 グレージング(回折格子)を使う分光器は、いくつかネットでも紹介されています。 管理人の当ページでも、 こちらに紹介しております。 こちらの物は、仮説社のページから型紙がダウンロードできますが、組み立てが 必要です。 今回のクラブでは組み立ての時間がほとんどとれないことが予想されるので、短時間で組み立て 可能な、紙コップを使った分光器としました。紙コップを使うと、箱の部分の組み立ては手間がかからず、 スリットと回折格子を貼るだけで完成してしまいます。このアイデアは、お台場にあるPanasonicのリスーピアという 体験型ミュージアムのイベント参加の際に、作った物から頂きました。 今回は、より見易いように、紙コップの 中に黒い工作用紙を筒状に入れ、コントラストが良くなるようにしてあります。 この材料の準備をしました。 なお、グレージングシートは、Narikaで購入しました。 (こちら)
プラネタリウムに使用する豆電球やソケットですが、理科教材を扱う業者がサンプルとして送ってきた物などを 利用させてもらいました。ソケットの線が取れていた物があったので、それらを修理しています。 線が取れてしまい、1本しか線が出ていません。 ソケット枠から、ソケットのねじ込み部分の金具を抜いて、取れてしまった線材をはんだ付けしました。 上の一つは、枠から外す際に、破損しました。・・・(^_^;) 預かってきた線の色が、実際に欠損している線の色と一致せず、一番左の一つだけ、2本とも赤い 線となってしましました。
以上の様な 準備をしました。
クラブの当日です。 前回製作した、1/4半球のスクリーンを再度用意しました。 また、光の実験の機材も用意し、学校に 向かいました。学校では、理科室の暗幕を引いて、スクリーンを設置し、また、時間があれば行うかも しれない「光の実験」のセットアップも行いました。
もうひとつのスクリーンは、理科室前の階段下部の倉庫の入り口が暗かったので、そちらに置きました。 誰かがプラネタリウムを完成させ上映をしようとしても、理科室内には製作中の人もいるため、理科室の 照明を落とすわけに行かないことも考えられます。その場合は、こちらで投影してもらえば大丈夫です。
クラブの時間になりました。、来た人から、次々に製作にとりかかってもらいました。先週完成した人も、 電池を2本直列になるようにしてもらいました。 手前の教卓には、電気関係の部品があります。 みんな、最後の追い込みです。
ほとんど、完成したようです。
完成した人から、スクリーンに投影してもらいました。 まだ、作業をしていた人もいるので、 理科室前の階段下のスペースで投影してもらいました。 周囲には、試供品の教材がいっぱいあります。
うまく投影できたようです。
こんな感じに投影できました。( 三脚を使わなかったので、この程度が限界です。)
参考として、管理人が自宅で投影した様子です。(三脚を使って長時間露光すると、良く映ります。)
今回のクラブで、多くの児童は完成にこぎつけました。 二名の人は完成できなかったので、管理人が 預かり、次回の年明けのクラブまでに作成することとしました。 結局、光の実験は、できませんでしたので、 年明けまで持ち越しです。 2学期は、プラネタリウムの製作に費やしてしまい、他の実験が全くできません でした。 申し訳ありませんでした。 m( _ _ ) m
次回のクラブは年明けです。みなさん、風邪などをひかぬように気をつけて下さいね。 3学期は、インフルエンザなどで、学級閉鎖や学年閉鎖にならないように祈る管理人でした。
<反省点、感想など> 結局、2学期をすべて、プラネタリウムの製作に費やしてしまった。 少しでも丈夫なプラネタリウムを作ってもらおううと、 丈夫な台紙を用意したため、加工に時間がかかってしまうこととなった。限られた貴重なクラブの時間を消費してしまい、 申し訳なく思った。 今後、プラネタリウムを作製する際は、もう少し簡素な物を作るなどしても良かったと思われた。 また、 組み立てた後に、水性ニスを塗って強度を高める方法でも良かったかもしれない。今後の検討課題とする。 1. 台紙は丈夫すぎないようにする。 (しかし、薄い用紙だと光が透けるので、恒星球の裏面に墨を塗るなどが必要。) 2. 事前の試作の際は、児童が持っているのと同じ環境、文房具(特にハサミ)で、行う必要があると思った。 そうでないと、工作に要する正確な時間が掴めないと思われた。 3. 製作中は、黙々と作業をしてしまうので、なるべく星の話題を提供しながら作業をしたが、間が持たないこともあった。 ただのペーパークラフト教室にならにように、雰囲気作りも今後の検討課題としたい。 4. 最後の投影は、プラネタリウム用のドームに投影したかった。今後、このような機会があれば、用意したい。 他の実験にも使用できるので、理科室にもおさまる3m〜3.5m程度のドームも作製したい。
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千葉県 柏市立富勢西小学校 科学クラブ 日記 |