立体月球儀  ( 立体月球儀に色を塗ってみました。) 

アースボール ( 地球もリアリティのある物にしました。 地球のビーチボールです。)

 

                                  - 富勢西小学校 6年生 おもしろ理科教室 の際に使用しました。 -

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      - 凹凸が10倍誇張されているので ちょっと不気味です。 (^_^;) -  

       - 衛星写真の地球のビーチボールです。 アジアの夜明けです。 -

  

  富勢西小学校では、2013年度に理科教育の充実として、おもしろ理科教室を開催しました。

 4年生、5年生、6年生を対象に、現在習っている理科の単元に関連した内容について、外部講師を

 招聘しています。2013年度は、光栄な事に、管理人に講師のお話しをお話しを頂きました。教頭先生や

 それぞれの学年の担当の先生方と相談し、6年生は授業でも習う「月」についての内容となりました。

 

  どのような内容にするか、管理人の6年生の子どもの理科の教科書をみてみましたが、最近は

 かなり簡単な内容にしか触れないのですね。・・・  教科書では、月が球である事、月は自分では

 光っていない事、太陽の光を受けており見える形が変わる事を修得するようになっていました。

 そこで、もう少し詳しい内容について、また、実際に月の満ち欠けを体感してもらえるようにと考えました。

 当初は、月の模型として発泡スチロールの球に月の模様を描いて使おうと考えていました。しかし、

 ネットを検索していると、立体月球儀なるものが存在している事が分かりました。そこで、これを使用して

 みました。

 

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 ( 2013年12月記 )

  立体月球儀で検索すると、見つかると思います。管理人は、Amazonに出展している、あるショップから

 購入しました。(定価は、税込み3150円のようでした。実際には、送料別 2700円位でした。) しかし、現在は売り切れと

 なっております。現在は同じAmazonに出展している他店から購入できます。(しかし、4200円と、お高く

 なっています。) ナリカさんのSciboxでは、3150円(送料別)で販売されているようなので、こちらの方が、

 お安いようです。

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  購入した時点では、こんな感じです。384万分の1の縮尺だそうです。月以外に写真下のスタンド

 (樹脂製の輪)、同縮尺の地球のポスター、同縮尺の地球と月の距離の約11mの糸が付属しています。

 これをつかって、地球と月の大きさの違い、距離を実感できるようになています。 本体の色はグレーで、

 月面の凹凸が10倍に誇張されています。

     

 

   早速部屋を暗くして、月の満ち欠けを表現してみました。

   

  しかし、なんか違います。やはり、月の海の色が表現されていないので違和感を感じます。また、

 テカってしまい、艶消しも必要なようです。

 

  そこで、模型屋さんにいって、プラモデル用の塗料を購入しました。(塗料については、管理人は詳しく

 ありません。ラッカー、アクリル、エナメル等あるようですが、一番安かった、アクリル系を使いました。)

 月の表面の模様は、ネットや図鑑を使って調べました。はじめは、黒、白、青の塗料を使い着色し、

 仕上げに艶消し無色透明を全体に塗りました。そうしたところ、白い粉がふいたようになってしまいました。

 このため、初めから艶消しの塗料を使い着色しました。月の裏の海のないところも、グレーで塗装しました。

  また、このままでは展示しにくいため、下部に穴を開け、1/4インチの長ナットを 三脚に固定できるように、

 取り付けました。(実際には1/4長ボルトで延長し、長ボルトの下部に長ナットを取り付け、三脚に固定する

 ようにしました。本当は、1/4インチネジは、ホームセンターに売っているネジと、カメラのユニファーねじでは

 規格が違うようですが、重量物を取り付けるわけではないため、そのまま使用しています。)

  穴を開けた際に分かったのですが、この月の模型は、中心部は空洞となっています。厚みは1cmぐらい

 と思われました。

 

  塗装後、月の満ち欠けをみてみました。

   

  月齢が小さいと、艶消し塗料を使ったにもかかわらず、テカってしまいました。 

 危機の海も反射しています。

 

   

  半月を過ぎると、それ程反射は目立たなくなりました。

  (表面の凹凸が10倍に誇張されているので、半月過ぎなのに虹の入り江が見えています。)

 

      縮小 →     

  満月です。遠目で見れば、違和感はそれ程ありません。(11m離れれば、かなり小さく見えます。)

 

   

  下弦の月では、それ程表面の反射は目立ちません。

  

   

  月齢が進み新月近くなると、やはり表面の反射が気になります。

  (実際の月面も反射していますが、これほどは反射していません。)

  

  

  そして、皆既日食(新月)です。 月に覆い隠された太陽周囲にコロナが見えます。 ウソです。(^_^;)  

 

 

 

   

 アースボール   地球のビーチボール

 

  この立体月球儀には、同縮尺の地球のポスターがついてきますが、地球の方も立体にしたいと

 思いました。直径が約11cmなので、約40cmの地球儀があれば良いことになります。

 いくつか地球儀を探しましたが、地球儀となるとどれも高価でした。そこで、ビーチボールの地球儀と

 しました。40cm大の地球のビーチボールも何種類もあり、いくつか購入しましたが、衛星画像で

 作成された物が一番リアリティがありました。 ( 地球儀専門店さんから購入しました。Amazonの

 こちらからも購入できます。関東の場合、送料を考慮すると、地球儀専門店さんの方が安いようです。

 東京に出かけた際に店頭で購入しても良いかもしれません。 管理人は、調子に乗って、1mのアースボールも

 購入してしまいました。)

   

  

 

  月と並べてみました。これを、約11mの距離に置けば、縮尺通りの距離になります。

   ちょっと地球が大きいようです。

 

  富勢西小学校の理科室では、前の実験卓の水道の上にうまく置けました。そこから、11mは、

 ちょうど理科室の後ろの部分でした。 

  

   

  みんなで理科室の後ろに下がり、実際の月の大きさを見てもらいました。小さいと感じた児童が

 多かったです。また、5円玉を用意しました。5円玉を持って理科室の後ろに立って、5円玉を

 もって手を伸ばし、その穴から月が見えることも確認してもらいました。(思ったより月は小さく見えるもんですね。(^_^)

  11m離れて地球をみてもらうと、将来、月旅行した際に、月から見える地球の大きさが実感できます。

 地球は、月の約4倍大きく見えるので、大きく感じたようです。

 

 

 

  本来の目的、月の満ち欠けの学習です。月の満ち欠けを学習する際、理科室には、太陽、地球、月の

 三球儀や下記の図がありました。

  

 こちらを使用しても月の満ち欠けの理解は深まると思います。スペースがあれば、立体月球儀を持って、

 児童たちの周囲を回りながら(みんなに地球役になってもらう。多少の視差があります。)満ち欠けを観察

 してもらうと、より印象に残るようです。スペースが無い場合は、代表者にテレビカメラを持ってもらい地球

 役になって中心に立ってもらいます。 代表の児童の周囲を立体月球儀にライトで照らし月の満ち欠けを

 起こし、テレビカメラの画像をプロジェクターで投影してみんなで観察すれば上記の図の理解の手助けに

 なると思います。(今回は理科室なので、スペースが無いため、代表者にテレビカメラを持ってもらいました。)

 

 

 

  月の満ち欠けです。

  露出や大きさが、バラバラです。・・・

   

     

   

   

 

 

  

  これらの月球儀や地球のビーチボールは、プラネタリウムの出展の際に、雰囲気を出すグッズとしても

 好適と思いました。今後、積極的に活用しようと思います。 (でも、みんなにいじり壊されるかもしれません。・・・(^_^);

 

 

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