プラネタリウム ドーム 報告
  
(番外編: エアドームでは無いです。 近隣の学校の紹介です。
             ダンボールを使った ジオデシック ドーム です。)

                                    (管理人のページをご覧になって製作したのではなく、独自に製作なさったドームの紹介です。)

                           

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       - 2016年度 二松學舎大学附属柏高等学校 3年8組製作のドームです。 −

 

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ページをご覧になり、ドームを作った方へ。  また、他の方法で製作した方へ。

 ドームについての問い合わせを頂く様になりました。 しかし、管理人の方法がベストと言うことは
 ありません。そこで、みなさんがドームを製作した際に、工夫した点、苦労した点などをお寄せ頂き、
 みなさんで情報を共有できたらと思っています。当ページの方法のみならず、当ページ以外の方法でも、
 ご連絡をくだされば幸いです。 掲示をさせて頂き、情報を共有していきたいと思いますので、ご連絡の程、
 よろしくお願いいたします。   m(._.)m                                         管理人  相田

 メールはこちらに、 (画像となっています。)  ー>             
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   管理人在住の柏市内・近隣の学校の プラネタリウム ドームの報告です。

   ( 管理人のページをご覧になって製作しているわけではなく、独自に製作なさったドームです。)

  

 

====  2016年度 二松學舍大学附属柏高等学校 3年8組のみなさんのドーム ====

   2016年9月24日、25日と開催された、二松學舍大学附属柏中学校・高等学校で開催された、
   文化祭、松陵祭で展示されていた、3年8組のプラネタリムの報告です。

 

    松陵祭でプラネタリムの展示があるとの噂を聞きつけ、管理人は見学をしてきました。

   
   校門に設置されたゲートです。

 

   外壁に展示された看板です。
    
   左から4番目の3年8組 STARS TOUR (STAR'S TOUR) という看板が、プラネタリウムです。

 

   中庭にはいると、・・・
   
   最終日の午後だったので、屋台は売りきれのお店も多かったです。
   中庭右奥には、マスコットキャラクター (ゆるキャラ)が見えます。

 

   正面(北校舎)には芥川賞受賞の村田さんを祝する垂れ幕が掲げてありました。     
   
   村田さんは、こちらの学校の卒業生だそうです。

 

   お目当ての3年8組のプラネタリウムは、南校舎の3階にありました。
   
   後半の文字がガラス窓の全半射で読めません。 (偏光フィルターは持参しませんでした。)

 

   廊下には絶えず行列ができる程度の人気でした。
   
   看板の手前部分下は、惑星を表現しているのでしょうか?

 

   廊下の看板です。
   
   STAR TOURS ではなく、 STARS TOUR (パンフではSTAR'S TOUR)  です。

   看板には、星座もありました。
     
   白鳥座とオリオン座のようです。


   廊下管板右下には地球もありました。
   
   雲は綿を使って表現しています。( 一部宇宙空間に漂っています。(^_^)

 

   教室は暗室化されていました。 中にはお目当てのドームがありました。
   
   部屋は、全体が暗室化されていました。その中にダンボールで作製したドームがありました。
   机を円周上に配列し、その上にドームを設置しています。 机の足部は黒いビニールで覆い、
   迷光防止をしています。 室内には星にちなんだディスプレーがありましたが、室内が暗いため
   あまり見えませんでした。 (ブラックライト等で演出しても雰囲気が出たかもしれません。)

   内部の様子です。
   
   内部スクリーン面は、白い紙を貼り、継ぎ目は白いテープで固定していました。

   入り口から入って正面に向かって左右に椅子が配置されていました。
   
   10〜14人程度が見られるようになっています。
   係りの人に直径を伺いましたが、その時にいた人は分からないとの事でした。
   (多分、3.5〜4m程度と思われます。)

   投影機は、ホームスターを使用していました。
   
   ホームスターでの投影なので、半球状には投影されません。天頂部を中心に投映されていました。
   星座の線が入っている原板を使用していました。 初めての人も星座の形が分かり易いです。

 

   管理人が拝見したプログラムは、秋から冬にかけての星座、神話の紹介でした。
   秋の星座の紹介をホームスターで行い、秋の星座の神話をプロジェクターで説明、
   その後、冬の星座をホームスターで紹介、冬の星座の神話をプロジェクターで紹介していました。

   プロジェクターで神話を説明しているシーンです。
   
   短時間で星座や神話が分かり易く解説されていたと思います。
   

 

 

   ジオデシック ドーム について

   今回のレポートはエアドームでは無く、ダンボールを使ったジオデシック ドーム です。
                            ( ジオデシックドームの説明はこちら ・・・ Wikiのページ)

   ネットで検索すると、いくつかのページが出てきます。

   こちらの Desert Domes さんのページには、ジオデシックドームの計算方法があります。
   ( http://www.desertdomes.com/dome3calc.html  英語です。・・・)
   目的の半径を入れると、必要な部材の辺の長さを計算してくれます。


   また、Simply Differentry.org さんのページには、いろいろなページへのリンクもあります。
   球全体に対するドームの占める比率についての記述もありました。目的のドームが
   半球か過半球か等によって、どの長さの部材が何本必要か(ダンボールの場合は、
   三角形の各辺の長さや角度がどの程度か、分かるようになっています。)
   ( https://simplydifferently.org/Geodesic_Dome_Notes?page=3  こちらも英語です。・・・)

 

   富士山測候所を活用する会様のページには、富士山測候所レーダードームのペーパー
    クラフトがありました。 こちらです。 こちらは過半球のドームです。これを目的の部分のみ
   取り出して拡大してもジオデシックドームができると思います。
   (今は富士山のドームは山頂ではなく、富士山レーダードーム館にあるのですね。)

 

   今回拝見したジオデシックドームは、これらのページにある、3Vドームでした。
   3Vドームは、以下の様な構造になっています。(富士山の測候所も3V です。)

 

   構造を見てみます。

   基本は正二十面体です。
         
   正三角形、20個からなる正多面体です。 各頂点には正三角形が5個
   集まっています。

   正二十面体の各辺を3等分します。 
         
   そして、各面を上図の様に分割します。 各面が、9個の正三角形に分割
   されています。

         
   各頂点には正三角形5個の正五角形、各面の中心は正三角形6個が集まった正六角形
   となります。 各頂点の正5角形で切ると、切頂二十面体(いわゆるサッカーボール)となります。

   目的の位置で半球状に水平にカットし、各面の中心点や各辺の三等分点を半球に
   内接するように外側に移動します。(各点を半球上に移動することにより、より球に近づきます。
   元々の正二十面体の頂点は、半球に内接しているので、移動はしません。)
      
   各面の中心や各辺の三等分点を半球に内接するように移動したので、分割された小さい
   三角形は正三角形ではなくなります。上記のページの3Vタイプの場合、3種類の辺の長さで
   構成されています。(各辺の長さや内角は、上記のページを参考にして下さい。)

   ジオデシック構造のイメージとしては、以上のようになります。

 

 

   今回拝見したドームの内面を見てみます。
   
   三つの正五角形の中心を頂点とした三角形の各辺は、三等分されているのが分かります。
   ですので、今回見学したドームは、j上記の3Vドームとなります。

   
   
   (上記の説明図とは、半球にカットした部位が違っているようです。)
   

   

  ダンボールのドームなので、不要のダンボールを材料に使えば、材料費はかなり
 抑えられると思います。内部スクリーンの白い紙や教室全体を暗室化のための黒い紙、
 (ドームの暗室化が完璧であれば教室の暗室化は不要です。)、テープ等があれば
 良いので、ドーム製作には特殊な材料や工具は不要です。また、材料の計算さえ
 できてしまえば、ダンボールの加工は比較的容易なため、製作にはそれ程日数を
 要せず、文化祭でも取り組みやすと思います。基本的には耐久性が無いため、
 繰り返し使うには、補修が必要になると思います。もし、再利用するなら、解体する際、
 テープをはがすのではなく、カッターやハサミで継ぎ目のテープをカットする方が、
 再利用しやすと思います。

  ダンボール集めですが、二松學舍柏高校の場合、近隣にスーパー等の店舗が無いため、
 柏駅周辺の店舗に出向き頂くそうです。集めたダンボールをスクールバスに乗せて、
 運んでいるとのことでした。 近隣に店舗が無いと、材料のダンボールを集めるのも、
 一苦労です。 また、ドームを製作するには、ダンボールもある程度の大きさの物が
 必要です。スーパー等では小さなサイズのダンボールしか手に入りません。家電量販店や
 ホームセンター等でないと、ある程度の大きさのダンボールは手に入らないので、
 文化祭の時期は、他校とのダンボールの争奪戦も見られるようです。このため、1年かけて
 ある程度の量をストックしているそうです。 いろいろ苦労があるようです。・・・(^_^;) 

 

 
  2016年度の3年8組のみなさん、松陵祭の忙しい最中に、時間を取って撮影に協力して
 下さり、また、掲載の許可を頂きありがとうございました。

  製作なさったダンボールのジオデシックドームですが、クラスとしての出展なので、
 今年限りの展示です。来年以降に引き継がれる事はないため、星好きの管理人としては
 残念な限りです。二松學舍大学附属中学校・高等学校には、科学同好会があります。
 科学同好会で引き継いでくれると良いですが、・・・。
 

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 ドームを製作した学校の方々からのご連絡をお待ちしています。
 苦労した点、工夫した点などをお教えください。
 みなさんで情報を共有して、より良いドームを作っていきましょう。

 メールはこちらに、 (画像となっています。)  ー>             

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