実験用照明装置
光の実験に使いました。
管理人が大学時代に拾った、大学構内のゴミ捨て場にあった物です。(廃棄と言った方が聞こえが良いでしょうか?)
顕微鏡と一緒に捨ててありましたので、顕微鏡などの照明用と思われます。 (ケーラー照明装置のようです。)
1台は Nikon製で、もう1台は Olympus製です。
どちらも、内部は、6V5Aの定格の電球が入っていました。
写真中央のNikon製トランスは、3V〜8Vまで、連続可変ではなく、スッテップにて切り替えます。(出力は交流)
(ジャンクのNikon製連続可変式トランスもあるのですが、動作しませんでした。 トランスが足りないので、今後修理予定です。)
かなり古い物のようで、電線の被覆が痛んでショートしたこともあり、ソケット部などは交換しています。
左のNikon製の方は、台座がありませんでした。
なにか良いものはないか探していたところ、誠報社という水道橋にある望遠鏡屋さんの
ガラクタ市で、台座付ルーペの台座部分を見つけました。 (ルーペのレンズは無く、台座とフレキシブルのアームのみでした。)
「 ご自由にお持ちください 」と書いた箱に入っていました。 見た瞬間に、これは使えると思いました。
台座はちょっと重かったですが、なんとか持ち帰りました。
誠報社で夏と冬にやっている バーゲンセール+ガラクタ市 は、いろいろと実験に使えそうな物があってお勧めです。
(望遠鏡製作教室などに使える)ジャンクのレンズなど、数をまとめて買えば、交渉次第で安く売ってもらえます。
( はずした、フレキシブルアームです。)
持ち帰った台座から、フレキシブルのアームを取り、(元々ついていたフレキシブルアームでは、照明装置には
強度不足でした。) なにか良い棒は無いかと、ホームセンターを物色しましたが、 棒を切ったり、
棒にダイスでネジを切るなどは自信が無いこともあり、M10のボルトとしました。ボルトをナットで固定し、使用しています。
2台は手に入ったものの、光の実験では、RGBの3原色、すなわち 3台欲しいです。
もう1台が、何とかならないかと、考えておりました。
顕微鏡のケーラー照明部のジャンクがある事を思い出しました。 (別のページでも紹介しました通り、我が家は、ガラクタだらけです。・・・)
(Nikonの黒い顕微鏡のケーラー照明装置です。)
これと、望遠鏡の撮影装置の部品を使って、なんとか使えそうなことが分かりました。
これも、6V5Aの定格の電球が使用されていました。
しかし、電源が無いのです。 自分でトランスを買って、作ってれば早いのかもしれませんが、
家のガラクタを少しでも減らさなくてはいけないので、ジャンク漁りをしました。
すると、ティーチング用顕微鏡のポインタ用照明装置の電源が出てきました。
トランスが小さく5Aも取り出せないようですが、(RGBの)赤用に低い電圧で使用すれば、なんとかなりそうです。
照明装置側のコードの端にバナナプラグを、電源側に陸軍端子を取り付けました。
しかし、架台は無いかったので、仕方なく、フレキシブル・クリップのクリップ部に載せて使用しています。
これらの3つの照明の前面に、赤青緑の各色フィルターを装着し、光の色の合成に使いました。
色セロファンによる光の色の合成では、なかなかうまくいきませんでした。 実験の日時も迫ってきて、
途方に暮れて、いろいろ探したところ、(値段が張りますが)、Fujifilmの写真用フィルターを使うと、
比較的うまくいきました。 ( これについては、他のページで紹介したいと思います。)
( 追記 )
その後、先ほど出てきた誠報社のガラクタ市で、違うタイプのルーペ台を見つけました。
台座は鉄製で重量があり、照明の台として流用できそうです。
科学クラブ 日記