クントの管   クントの実験   

                                          - 音の実験に使います -

 

 

 音の実験で、良く登場するので、クントという名前をご存知の方も多いと思います。

クント( A . Kundt )という、ドイツの学者が考案した音の定在波を観測する装置です。

オリジナルは、コルクの粉を入れるようですが、他の方のページをネットで拝見すると、

透明なアクリルパイプに 小さな発砲スチロール球を入れるようです。 音の実験に使うため、

管理人も、早速、材料探しに近くのお店を巡りました。

 

 アクリルパイプは、近所のホームセンターには、直径が3cm程度までしかありませんでした。

また、東急ハンズ柏店には、直径5cmの物がありましたが、長さが30cmしかないため、継ぎ足さないと

いけませんでした。(価格も高くなります。結局購入しませんでした。)  柏周辺を探したのですが、

結局見つからず、ネットで調べました。 柏から一番近くて、価格も安いお店である、タカマサ樹脂工業さんに

お世話になりました。 送ってくれますが、送料もかかるため、(往復の電車賃よりも安いですが、・・・)

他の用事で東京に行くついでに、購入しました。 当時、クントの実験用に7cmのスピーカーを

用意していたので、直径7cm、長さ1mの物を購入しています。 ( あとで、もっと太い物にすれば

良かったと思いました。その方が、迫力があります。 1本だけの購入では、もったいないので、

他の実験用に径5cmの物や、空気の圧縮だけで燃焼させるための実験用に肉厚のパイプも数本購入

しました。 購入後、国際医療福祉機器展(ビックサイト)に行ったのですが、長いためロッカーに入らず、

ずっと持ち歩いていた記憶があります。 きっと、怪しまれていたに違いありません。・・・)

タカマサ樹脂工業さんで伺ったのですが、こちらから、某 東○ハン○さんというお店に、卸しているそうです。 ここは製造元なので、

どうりで、値段が安いわけです。 東○ハン○さんは、うちのお得意さんだよ、と言いながら、実際、発送用の伝票を見せてくれました。

1mや2mの長いまま発送し、お店に並ぶ前に、切ってから売り場に出しているようです。 

 

 発泡スチロールの小球は、手芸屋さんのクッションの素材として売られています。 

まず始めに、管理人は、三喜柏店さんにて購入しました。 購入後、はやる気持ちを抑えながら、

早速実験しました。しかし、ネットで見られるような定在波は、ほとんど見られませんでした。

かなりアンプの出力を上げても、わずかの定在波しか見られませんでした。 (スピーカーの

耐入力が7Wでしたが、アンプの出力は10Wなので、スピーカーから焦げ臭いにおいがしました。 (^_^;) )

 スピーカーの効率が悪いのか、アンプの出力が足りないのかなど考えましたが、かなり大きな

音が出ています。そこで、発砲スチロールの小球がいけないのかと思い、他の物を探しました。

いろいろな手芸屋さんを訪ね歩きました。(おじさんが、手芸屋さんを うろうろしていると、怪しいですね。 (~_~;)

 結局、持つからに軽かったので、柏の葉ららぽーとの手芸屋さんのTokai ( トーカイ ) さんにて購入しました。 

( 自転車で買いに行きました。 クッションの中身にするため、ある程度の量でしか、分けて売っていません。

  軽いのですが、自転車のかごに、入りきらないぐらのの量です。 購入には覚悟が必要です。・・・

  メーカー名などは、入っていないので、報告できません。すいません。   _( . _ . ) _  )

左が、三喜柏店さんで購入したものです。 右が、今回の実験で使った、 Tokai ( トーカイ ) さんで購入したものです。

比較のため、手前に単1乾電池を置いています。軽いですが、かなり容量があります。 今回使った右のほうは、

左よりは小さい粒です。 (しかし、貼ってあるシールには、大粒となっていました。)

 

 

 右の方(Tokaiさんで購入した)発砲スチロールの小球で実験すると、うまくいきました。 オリジナルは、閉管のようです。

 ( 閉管: 一端を閉じた管です。 100均のスチロール板で閉じました。 また、スピーカをあてがう方は、

   スチロールの小球がこぼれないように、100均の植木鉢の底に入れる樹脂製の網を付けました。)

 

 実際の実験時の様子です。

 

 口を管の一端に近づけて、大声を出し、定在波の観察をする実験は、まだ、あまりうまくいっていません。

もう少し、研究が必要です。 また、他の方のホームページを拝見すると、もっと太い管で実験

なさっています。 今後、太い管でも実験してみたいです。 

 

 また、実験の際に思ったのですが、発泡スチロールの小球の扱いが結構厄介です。 

空気が乾燥していると、静電気で、小球が言うことをききません。つかもうとすると、静電気で逃げていったり、

やっと捕まえたと思ったら、今度は吸いついて離れなかったりします。

静電気の実験に使えそうですが、後片付けの事を考えると、あまりお勧めできないかもしれません。

密閉容器の中での実験には面白そうです。 今度、研究してみます。

 

 

 

<追記>

 その後、ロイヤルホームセンター 柏店にも、今回実験に使った発砲スチロール小球と同様な物が、

もっと少量で販売されていました。 確か、追加用クッションビーズとして販売されていたと思います。

管理人は購入はしていませんが、多分使えると思います。   外に2、3粒、小球が落ちていましたが、

つかもうとすると静電気で逃げてしまいました。 やっとの思いでつかまえると、今度はくっついて手から離れません。

下へ振り落とすと、はじめは真下に落ちましたが、途中から静電気の影響でカーブし、買い物かごにすっと

引き寄せられてしまいました。  とても軽いので、クントの実験に多分使えると思います。

 

 

 

 

 

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