マジックウェーブ ステッキ
- コンパクトな バンデグラフです。 -
静電気の実験の際に、ネット見ていましたら、マジックウェーブ ステッキ という、玩具があることを知りました。
( テンヨーという手品を中心とした商品を開発、販売している会社から、発売されていました。その後、製造していないようです。 )
是非、手に入れたいと思い、管理人の住んでいる柏市近郊のお店、トイザラス、ビックカメラなど、片っぱしから
訪ね歩きました。 行く先々で、店員さんに聞いてみましたが、もうすでに扱いが無いとのことでした。
このため、ネットのAmazonで、購入しました。 ( 残念ながら、その後、Amazonでも扱いがないようです。)
本体上部に、紙製の筒を付け、フロートと呼ばれる物を浮かします。
単3電池2本で、モーターを動かし、内部のゴムベルトを起動しているようです。 ウィーンと音がします。
紙製の筒で、チョンとフロートに触ると、紙製の筒とフロートが同電位になって、反発し浮かびます。
(写真のフロートは、管理人子どもたちが、いじって壊れてしまい、 きれいに広がらなくなってます。 (^_^;) 本当は、もっときれいに広がります。)
手元(グリップ)の方は、先端と逆の電位なので、体もフロートとは逆の電位です。このため、油断すると、
フロートが、体の方に寄ってきます。顔などにフロートが触れると、放電し、「イチィ(痛い)」となります。
また、壁にも引き寄せられて、貼りついてしまいます。 あまり調子に乗って、高く浮きあがらせると、
天井に貼りついて取れなくなってしまいます。・・・
( 壁に貼りついてしまったフロート)
フロートは、蝶の形をしたものなど、3種類ほど入っていました。 アルミを蒸着した薄いポリエチレン製のようです。
(詳細は、分かりません。) このフロートが優れ物で、マジックウェーブステッキを使わずとも、静電気を起こせるもの
(下敷き、塩ビパイプ等)であれば、簡単に浮遊させることができます。 クラブでは、雨の日のスーパーなどの入り口に
置いてある傘袋(電気クラゲの実験に使う)を使って、簡単に浮遊させていた子がいました。
2010年度の実験の際に、紹介しようとしましたが、動きませんでした。
このため、開いてみました。
先端(写真左)がアルミと思われる金属製のローラーで、手元(写真右)側はモーター軸直結の樹脂製のローラーが
あり、ゴムのベルトで動力を伝達しています。
今回動かなくなった原因は、グリースが軸以外の所に広がってしまい、ローラーが回らなくなっていました。
はみ出したグリースをふき取り、無事に動きました。
ネットをみますと、モーターと空き缶を使って、小さなバンデグラフを作っている方がいます。2種類のローラーと
(なるべく帯電列が離れている素材)、ゴムベルト(幅広輪ゴム)、モーターがあれば、簡単に自作できますので、
クラブの工作などにも利用できると思いました。 問題は、性能の良いフロートですね。・・・
千葉県柏市立富勢西小学校 科学クラブ 日記