放射線源
- 放射線の実験に使いました。 家の前の道の排水溝の横の窪みの土も使いました。 -
ウランの鉱石の見本です。
科学クラブで、放射線の実験を行いました。その際に、放射線源となるものが必要です。そこで放射線源を
捜しました。ネットで検索をかけると、いろいろなページで、他の方々が、お調べになった結果を報告して
下さっています。それらのページを参考にさせて頂き、以下の物を手に入れ、実験に使用しました。
キャンプ用 ガスランタンのマントル
いろいろなホームページを拝見しますと、キャンプ用のガスランタンのマントルが、比較的用意に手に入るようです。
柏市北部や柏市近郊のお店では、以下の物が手に入りました。
サウスフィールド SF-2000MT、SF-80MT EPIgas A-6301
どちらも、守谷のイオンタウン守谷(旧 LOC City)内の Sports Depo で購入しています。
同じサウスフィールドでも、放射線が出ない物もあるようです。
こちらは、コールマンのマントルです。
(こちらは、放射線は出ていませんでした。)
コールマンのマントルも購入したのですが、残念ながら放射線は出ていませんでした。
同じ守谷市内でも、ジョイフル本田守谷店に置いてあったマントルは、コールマンの物で放射線は出て
いませんでした。また、柏市北部では、モラージュ柏内のXEBIOという大型スポーツ店にもマントルの取り扱いが
ありましたが、コールマンの物で、放射線は出ていませんでした。
(ランタンのマントルを使用した) α線でシャボン玉を割る実験
以前、α線によって、シャボン玉を割る実験を でんじろう先生が、なさっていました。
ランタンのマントルにはトリウムが入っており、α線がでているそうです。ランタンのマントルでも可能か
試してみました。 マントル1枚をシャボン玉に近づけても、有意に割れているかどうか、ほとんど分かりま
せんでした。しかし、サウスフィールド SF-2000MT を3枚重ねた物を、シャボン玉に近づけると、明らかに
マントルを近づけた側のシャボン玉が消えていきます。
他社の物でもうまくいきませんでした。サウスフィールドの物は、ガイガーカウンターに近づけると、
数μSv/時になるので、かなり放射線量は高いようでした。
α線は目に見えませんが、何かマントルから放出されているのが分かりました。
土 (管理人の家の前)
他に、放射線源として、管理人の家の前の道で、雨水溝横に窪んだ部位があり、土が貯まっていました。
こちらの放射線量の計測すると、比較的放射線量が高かったので、その土も採取、利用しました。
周囲より低くなっている所なので、埃などが雨水によって集めら、濃縮されたために、放射線量が高いようです。
(晴れの日は、乾燥している所なので、周囲の土に比べて、濃縮されているのではないかと思われました。)
採取する前の計測では、校正された計測機で、5cmの距離で、1μSv/h 以上の数値でした。
採取して1年以上経ちますが、まだまだ1μSv/h高値です。
ウラン鉱石
ウラン鉱石の見本も、用意しました。こちらは、Narikaの通販のお店、サイボックスで通販で購入しています。
石としての鉱物標本は、価格が高くて手が出ませんでした。こちらは、少量なので、それほど高価ではありません。
(ともに、燐灰ウラン鉱です。)
少量なので、かなり近づけないと、ガイガーの反応はありません。
ウラン鉱は、紫外線をあてると、とても強い蛍光を示すので、とてもきれいです。
カリウム
カリウムからも放射線が出ていると言われています。ジョイフル本田守谷店で、肥料である塩化カリウムを
購入しようと思いましたが、25Kgの袋しか置いませんでした。 他には、500gの袋で販売されていた、
硫酸カリウムがありました。 しかし、ガイガーカウンターを近づけても、バックグランドに比べほんのすこし上昇
するように思えるだけでした。(濃度が50%と低いため、純度が上がれば、もう少し反応したかもしれません。)
その他、グローランプや煙探知機なども利用できるようです。いくつか試したのですが、検出できませんでした。
千葉県柏市立富勢西小学校 科学クラブ 日記