簡易分光器
きれいな虹が見えます。 この虹を見ることによって、いま見ている光が、どんな色の光が混ざっているのか分かります。
光と色の実験の際に、簡易的な分光器を作製しました。
仮説社の分光器を元に、作製しました。 ページはこちらです。 (感謝です。 m ( _ _ ) m )
( こちらからですと、A4,B4とサイズが選べます。 他にも 月令早見盤などあります。)
この型紙を厚紙に直接印刷するか、印刷したものを厚紙に貼りつけて使用します。
この型紙以外に、分光シートが必要です。 分光シートは、ネットで検索すると、いろいろあると思います。
管理人は、Narikaさんで、こちらのシートを購入しました。 分解能が上がるかと思い、1mmあたり1000本の
グレージングを使用しました。
作り方の詳細は、『光のスペクトルと原子』という本に記載されていますが、読まなくても作れると思います。
( 図の同じ記号同士を組み合わせ、のぞき窓にグレージングシートを貼れば完成です。)
管理人は、スペクトルが見やすいように、内部に100均の黒い色画用紙を貼りました。 内部に黒い紙を貼ると、
ゴーストなどが起きにくいと思います。 また、スリットの幅は、狭い方が暗くはなりますが、分解能は上がるようです。
3台ともスリット幅を変えてあります。 スライド式で、幅を可変できるものにしてもよいのかもしれません。
また、汚れから分光器を保護するためや、強度を保って長持ちするように、仕上げに100均の透明水性ニスを
塗っています。(乾かしてはまた塗ってと繰り返し、3回塗装しています。) このため、汚れは拭けば取れますし、
強度もばっちりです。
( 黒いアクリル板などを使って作ろうと思いましたが、ちょっとした実験には、これで十分だと思いました。)
実際に使ってみると、スリットから光を入れる方向と、実際に虹(スペクトル)が見える方向にずれがあるので、
すこし慣れが必要です。
我が家には、浴室に二つの電球があります。
左側に、 右側に、 が、あります。
カバーの中の電球は、一つが白熱灯、もうひとつが電球型の蛍光灯(電球色)です。
肉眼で見た限りでは、どちらが白熱灯か分かりません。 (触ると発熱が多いので分かりますが・・・・)
これらを分光器で観察すると、・・・・
左は、 右は、 です。
( デジカメを覗かせて撮影したのですが、うまく撮れませんでした。すいません。肉眼ではもっと良く見えます。)
左はスペクトルが連続していますが、右は連続しておらず、とびとびのスペクトルです。
右は5種類の輝線がみられます。 これは、5種類の蛍光物質を光らせているからです。
よって、右が電球型蛍光灯ということになります。昔の蛍光灯は、スペクトルの輝線が3本程度でしたが、
最近の蛍光灯は、5本ぐらい輝線が見られます。最近の蛍光灯は、いろいろな色が入っているので、
より自然な色に見えるのですね。
また、先日、LED電球(電球色)を購入しました。 これを覗いてみると、・・・・
シアンが、弱いです。 他は、比較的連続的です。電球色なので、RGB3色以外に黄色が入っているのでしょうか?
それとも、いろいろな蛍光物質が入っているのでしょうか?もっと分解能の高い分光器で見てみたいと思いました。
また、分光器を持って外に行きました。
水銀灯やナトリウムランプをみてみると、スペクトルの輝線が良く見えます。 きれいです。
でも、怪しまれるかもしれません。 警察官に職務質問されそうです。・・・・ (^_^;)
科学クラブ 日記