2011年11月18日 ミニプラネタリウムを作ろう (3)
 

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                                  - 先週の続きです。さらに 今週も引き続きプラネタリウムの製作です・・・。 -  

  

 

  今週の水曜日は、6年生が社会科見学に出かけました。このため、クラブの時間が、金曜日に変更になりました。

 管理人は仕事があるため、参加できません。 このため、管理人のかみさん一人で、やってもらいました。

 内容は、先週に引き続き、ミニプラネタリウムの製作です。プラネタリウムの製作は、当所の予定通りに2回で

 終わりませんでしたので、今回で3回目となってしまいました。 みんな飽きちゃってかもしれません。

 

 

 

   事前の準備です。  

  もし管理人が今回の科学クラブに参加できれば、ときわぎ祭で使った5mのエアドームを用意して、

 みんなで、そこに映したいと思っていました。 しかし、今回は管理人が参加できず、かみさん一人なので、

 5mのエアドームの準備は無理でした。

  また、理科室は暗幕がボロボロで完全な暗室化ができません。また、天井高が3mもあったり、棚などが

 あるため、白い壁もほとんど見えないので、理科室でのミニプラネタリウムの上映は厳しいと思いました。

 このため、プラネタリウムを投影するミニドームを製作しました。 ドームと言っても、小さいドームで、中に

 人は入れないので、半球状のドームの1/2タイプとし、内部にミニプラネタリウムを置いて上映するタイプです。

  

  製作にあたり、事前に学校から白い模造紙を預かりました。 高さが、78cmありました。 高さの78cmを

 1/4円周とすると、78cmを4倍し3.14で割ると、直径が出ます。  

   78 × 4 ÷ 3.14 = 99.4 cm -> 約1mとなります。  

  ( 直径がちょうど 1m だと、約14億分の1の太陽系模型の太陽としても使えるので1mとしました。) 

  1/2円周の長さが、78(cm)×2=156(cm)となります。これを、10等分しました。 底辺の1つが、

  156÷10=15.6(cm)となります。そこで、以下の様な型紙を作りました。 

         

   いわゆる、ミカンの皮のような型紙です。 地球儀の地図やビーチボールの型紙?と一緒です。

  10等分したので、10枚で、1/2半球となります。(のりしろ分は、寸法に入っていません。)

  幅 W (cm) は、 三角関数を使います。  以下の様な式となります。 

 ( 理由は、高校で習います。 高校に行ったら、またこのページを見て下さいね。 それまで存続させるようにします。 

  W (cm) = 78 × 2 ÷ 10 × cos ( 3.14 ÷ 2 ×   H (cm) ÷ 78  )    

高さ H (cm) 幅 W (cm)
0.0 15.6
7.8 15.4
15.6 14.8
23.4 13.9
31.2 12.6
39.0 11.0
46.8 9.2
54.6 7.1
62.4 4.8
70.2 2.4
78.0 0.0

 ( この表には、のりしろ部分はの寸法は入っていません。)

 この型紙を、10枚使って、1/2半球ができます。 ( 実際には、二つを組み合わせて、1/2の太陽半球

 模型としても使うので、11枚の過半球タイプとしました。 実際に切りだす際は、1cm程度の のりしろも

 設けました。)  型紙を11枚接着し、周囲を袋状に加工し、竹ヒゴを通しました。

 

   これをテーブルに置いた所、管理人の子供は、「かまくら」と言って、入って遊んでました。

         目的外使用です。・・・・ (^_^;) 

 

   本当は、このように使います。

       

       

      部屋を暗くして、投影してみました。 

      

      このぐらいの大きさのドームですと、星像は比較的シャープです。

 

      学研 プラネタリウム (大人の科学) と比較してみました。

      

      星数は、その差歴然です。 しかし、輝星が1mのドームでも、肥大しています。

 

     この1/2半球のドームを、プラネタリウム投影用に、2つ準備をしました。

 

 

 

 

   科学クラブ当日です。

   管理人は、仕事のため出席できませんでした。 そこで、管理人のかみさんにいってもらいました。

  このため、科学クラブの実況中継ができません。 担当の先生が撮影なさった写真や、管理人のかみさんが

  撮影した写真をアップして、実況中継とさせていただきます。  m ( . _ . ) m

 

     みなさん一生懸命製作しています。

   

 

 

   せっかくなので、科学クラブ担当の先生が撮影して下さった、一人ずつの写真をアップいたします。

  みんな真剣です。

    

     

    

   以上が、科学クラブの9人です。 (顔にぼかしをいれているので、真剣な表情がお伝えできなくて、残念です。(^_^;) )

 

   完成した恒星球です。

   

   

   完成した人から、このミニドームで、映してもらいました。

     

 

     もう一人の担当の先生にも お手伝いいただきました。

     

   

 

 

 

 

    児童のうちの一人が、完成したようです。 電池ボックスと電球を配線しています。

     

   

   そして、いよいよ上映です。

    

 

   みんなで見ています。

    

   

   むりやり、GIMPという画像処理ソフトで、トーンカーブをいじっていますが、はじめの画像は、真っ暗でした。

   

   みんな、のぞきこんでいます。 (三脚を使っていないので、これが限界のようです。)

 

    

    一応、映ったようですが、暗かったそうです。 ・・・・

 

 

   担当の先生や 管理人のかみさんに、「電球は 2.5Vの物だから、電池は2本直列にしてね。」 と、

  伝えるのを忘れました。 このため、2.5vの電球に、1.5Vの電池を繋いだので、とても暗かったようです。

  管理人は、2.5Vの電球だから、電池2本を直列に繋ぐのは当たり前だと思っていました。 普通の方は、

  電球の定格まで見ませんよね。・・・・  管理人の勝手な思いこみでした。  反省 m(_ _)m

 

       

      二人の児童は完成したようですが、他の生徒はまだ完成しなかったようです。

 また、次回のクラブへ持ち越しとなりました。・・・・

  

           次回以降、予定していた実験ができなくなるので 焦る管理人でした。 

 

  

   丈夫な用紙を用意してしまったばかりに、みんなの貴重な時間をとらせてしまいました。

     実験の回数が減ってしまう。・・・・    ( ;  ; )

   リクエストされた実験がこなせない。・・・・   (T T)

   

      みなさん。どうも、すいません。 m(_ _)m

  

      

                                         次回へ、つづく。 

 

 

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