2013年5月15日 今年度 初回の科学クラブです。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
−今年度 初回のクラブです。 空気の 実験もやります。−
今回、用意した機材です。掃除機やブロアーを用意しました。 実験では無く、なんだか掃除に行くみたいですね。(^_^;)
今年度も 科学クラブの実験に、呼んでもらえることができました。 良かったです。 いままでは、初回のクラブは、管理人が用意できる実験の紹介や希望をとりました。 しかし、今年度は、クラブの時間が10回に減りました。このため、みんなに希望を聞いて から、早速実験を始めることにしました。昨年、一昨年と科学クラブではやっていなかった、 空気の実験をやることにしました。
< 事前の準備です > はじめのクラブの前に、準備をしました。
1.ホバークラフトのリペア ますは、自作のホバークラフトです。 過去に製作したホバークラフトは、時間が経過して 痛んでいたので(と言うより、仮の作りだったので)手直しをしました。 上の板と側板の間の 空気漏れがあったので、ゴムでパッキングをしようとしましたが、四隅で空気の漏れが直り ませんでした。そのため、上から木工用ボンドで接着したり、塗装してしまいました。 (このため、上の板は簡単には外せなくなりました。) 空気漏れが無くなったので、 以前より安定して浮くようになりました。 また、側面の塗装もしました。節穴からの空気の漏れも 無くなりました。
2.実験リストの準備 また、事前に実験の希望をとるため、実験リストを用意しました。 新しいネタを仕入れるため、青少年のための科学の祭典やつくば科学フェスティバルなどに、 出かけてたり、Rikatanを購読したりしているのですが、予算等のこともあり、新しい実験は、 ラムネ菓子以外、増えていません。・・・ 例年同様、以下のようなリストを用意しました。
2013年度の実験リスト ( 新しい項目は、ラムネ菓子を作ろうの項目です。いつも同じような内容ですいません。)
< 実験の当日です > 実験当日です。今回の機材です。早めに行って、準備を行いました。
掃除機やブロアー等を持参しました。 なんだか掃除に行くみたいです。 初回なので、どんな実験をやりたいか、希望をとるので、器具は少なめです。
準備室に入って、理科室の各テーブルのコンセントの電源を入れようとしました。 その際に、人体骨格標本が、完成しているのに気付きました。
理科室の隣の準備室では、交連骨格の模型が、2月までは、梱包状態でした。 (平成25年2月撮影)
今回のクラブの時は、完成していました。担当の先生、お疲れさまでした。 (平成25年5月撮影) 新しい模型は、大きさも大きく、より精巧に作られており、迫力があります。 古い骨格模型は、手足が取れています。 (四肢の一部は、後ろの棚に乗っているのが見えます。) また、顎のバネも伸びきっており、顎が外れている状態でした。 多分、開校以来の 模型と思われます。(昭和58年開校なので、30年以上経っています。かなりくたびれており、無残な姿でした。) 肩甲骨や骨盤に、腕や脚をフックで引っかけておく構造ですが、腕や脚を引っかけるための、 肩甲骨や骨盤側の金具が根元から取れており、腕や脚を引っかけられませんでした。 新しい模型が入って良かったです。
話がそれてすいません。・・・
本日は、空気の実験を予定しています。最後に時間があれば、掃除機やブロアーで、空気を吹きあげ、 発泡スチロールボールを使って、ボール運びをしてもらおうと、コースを準備しました。
右下に見えている掃除機は、上面の排出口に、ホースが挿せるので、ブロアーとしても使えます。
いよいよ、今年初めての科学クラブが始まります。何人来てくれるか、とても気になりました。 今年は、7人の児童が来てくれました。 6年生 2人、 5年生 1人、 4年生 4人です。 男子は、3人。 女子は 4人でした。 昨年も科学クラブだった児童は、1人のみでした。 ( 他の人は、科学クラブに嫌気がさして、他のクラブに行ってしまったのでしょうか? (;_;)
部長や副部長等を選出し、今学期の目標を決めました。
そして、みんなのやりたい実験の希望をとりました。
今年度は、食べ物系が多いですね (^_^;) 科学クラブでは、管理人がお世話になる前に、 かるめ焼きをやったことがあるそうです。 しかし、管理人になってから、やったことは ありませんでした。 かるめ焼きは、青少年のための科学の祭典などで、120度がポイントということ等を (重曹を入れるタイミング) 教えてもらい、ある程度の知識はありますが、実際にやったことは ありませんでした。 わた菓子については、ザラメを入れた、側面に多数の穴の開いた缶を熱し、モーターで 回して、側面の穴から出てきた砂糖の糸を割り箸でからめとるという自作の機械を Make Meeting や 電子工作コンテストなどで、何度か見たことがあります。 べっこう飴については、焦がさないように、カラメル程には温度を上げ無いようにする という話を聞いたことがあります。 しかし、実際にやったことはありませんでした。 管理人の子どもも作りたがっていたので、今後、家で予備実験として、やってみようと思いました。
今年度は、10回しかないので、アンケートの後で、早速、空気の実験を開始しました。 (過去に、リクエストされたことが、あまり無かったので、選んでみました。)
はじめは、私たちの周りの空気が、物を押し付けている事をみてもらうため、真空保存容器を 用意しました。そこに、物を入れて減圧すると、物が膨らむ様子を観察してもらいました。
はじめは、プチプチのクッション材です。大きめのプチプチの物を選びました。
真空容器の中に入れて減圧すると、膨らみました。
空気室の大きな緩衝材を入れました。
パンパンに膨らみました。(この時は、破裂しませんでした。)
次は、ゼリータイプのスポーツ飲料の容器です。
写真には無いですが、パンパンに膨らみました。
その後、持参したお湯を入れてみました。
減圧すると、沸騰するのが観察できました。 沸騰していなかったお湯が、減圧すると 沸騰し出すのが、不思議に見えたようです。みんな、驚いていました。
山に行くと、もっていったお菓子やパンの袋が、パンパンに膨らむのを見たことが あるか、みんなに聞くと、何人かの児童は、経験していました。 (高い山に登ったのと同じ状態であることを説明しました。)
次の実験に移ります。 空気が押している事を利用した身の回りの物としては、吸盤が上げられます。 100均のパイプ詰まり用の吸盤を引いてもらいました。
また、ゴムシートに鍋蓋を取り付けた物を用意しました。
机の上に置いてから、上に引っ張ても、全く取れません。なんだか不思議です。 座面の穴を塞いだ、理科室の木製の椅子でも試してもらいました。 椅子の座面に置いてから、鍋の取っ手を持ち上げると、椅子も持ち上がります。 みんなに、試してもらいました。
そして、ボウリングの球の吸い上げ実験です。 始めに、一人一人、ボウリングの球を持ち上げてもらい、重さを実感してもらいました。
最初は、アクリルパイプを床に置いて、下から空気がほとんど入らない状態で吸います。 やはり上がりませんでした。
下に、木の板を置いて、空気が下から流れ込むようにすると、
見事、浮き上がりました。
時間がないので、ボール運びは来週としました。
みなさん、今年度1年間、宜しくお願致します。
(直接、科学クラブとは、関係が無いのかもしれませんが、・・・) 今年度、理科の実験の延長で、4、5、6、年生を対象に、各1回だけですが、理科実験教室を 担当させて頂くお話を頂きました。とても有難い事と思っております。クラブの時間は、10回に 減ったのですが、実験回数が増えるので、良かったです。 \(^O^)/ 今後、どのような実験をやるか、相談することになりました。4、5、6、年生に分けて 施行することになると思います。 ですので、クラブの10回に加えて、3回増えるので計13回となり、 例年までの12回に比べ、実質1回増えました。(他にも管理人が担当するのは、放課後子ども教室 土曜講座も6回あるので、合計19回となりました。これだけできれば満足です。・・・) 管理人としては、ある程度の器具が揃っているので、光や音の実験が好みでしたが、実験リストを 各学年の先生に見てもらい、先生方に選んでもらうことになりました。どんな実験を依頼してくれるか、 楽しみです。実験請負人冥利につきます。・・・ (こんなこと感じるのは管理人だけかもしれませんが、(^_^;)
< 反省点、思った点、気付いた点など > 1. 実験リストは、例年と同様の物となてしまった。( 新しい実験を取り入れる等の進歩が無かった。) オリジナルな実験を開発できるようになってみたい。 多分、無理? 2. クラブの回数が、10回に減ってしまった。このため、何時限分も回数を要する実験が、やりにくくなった。 厳選して、また、時間を節約して行えるように、事前に準備(仕込み)が必要と思われる。 3. 昨年は、PCとプロジェクターを使って、過去に行った実験の写真を見ながら、実験リストの説明を行った。 一昨年までは表・文章のみによる説明であったため、実験項目を読んでも、イメージが掴みにくかったようだ。 今年度は、10回に減ったため、時間の節約もあり、PC・プロジェクターによる説明は割愛した。 6年生になると、表や文章を読んだだけでも、イメージしやすいようだが、4年生には、少し難しかったようであった。 もう少し平易な文章での記述が必要と思われた。 4. 管理人が実験請負人を始めた5年前は、10人以上の児童がいたが、今年度は、7人になってしまった。 年々、減ってしまっている。入学してくる児童の数が少ないため、仕方のない事かも知れない。 科学クラブに興味を持ってくれる児童も減っているのだろうか。 一人でもいれば、継続はしていきたい。 今後、誰も来てくれなくなる年がやってくるかもしれない。・・・お役御免の時が来るかもしれないと感じた。 今後の活動の場を、そろそろ考えなくてはいけないかもしれないと思った。
千葉県 柏市立富勢西小学校 科学クラブ 日記
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