ソーラークッカー
- アルミ蒸着フィルムを利用した自作です。 -
100均の板に、アルミ蒸着フィルムを貼りつけました。
2011年度の実験のリクエストで、ソーラークッカーの実験がありました。いろいろと、事前の準備をしましたが、
当日の天候が悪く、結局、実験ができませんでした。 その後、柏市放課後子ども教室で、一部実験を行っています。
事前の予備実験の中で、ソーラークッカーを何台か製作しました。こちらは、100均のボードを利用したものです。
ソーラークッカーの実験のリクエストが上がってから、いくつか資料を探していました。2011年の秋に、
つくば科学フェスティバルに出かけた所、ソーラークッカーの展示がありました。 「 にこネットつくば 」 さんが
「 サン・ピース 」 という、自作のソーラークッカーの展示、実演をしておられました。 そちらで、作り方の
リーフレットを頂きました。(にこネットつくば さんのページから PDFファイルが ダウンロードできます。こちら)
こちらを参考に、製作をしてみました。
板は、段ボールが無かったので、100均のプラスティックボードを使用しました。
正方形になるように貼り合わせ、説明通りに、線を引きました。
アルミ蒸着のフィルム材を貼りつけました。
(災害時の保温フィルムです。)
( 皺が気になります。・・・)
フィルム材を貼れば完成です。
容器は、100均の金属製の天ぷら油入れの容器を、艶消しの黒スプレーで塗装しました。
完成したソーラークッカーを説明の通りにクリップで組み立て、日光の当たる所に置きました。
黒く塗装した容器に水を少々入れて、生卵をいれます。容器は、保温のために透明な袋に入れ、
また、断熱のため下部に金網を敷きました。( 下に足が出ているタイプ。直接下に容器が触れないようにする。
割り箸を下に置いても良いそうです。)
風があった日なので、風で太陽の方向からずれてしまうこともありました。
横から、スプレーの缶で抑えました。(本当は、炎天下にスプレー缶を置くのは良くないです。真似しないようにして下さい。・・・)
袋の内部は、水滴が付いてきました。 温度を測ると、70度以上でした。
1時間後、卵を取り出してみました。 かなり熱いです。手では直接触れませんでした。
ちゃんと、ゆで卵が出来ていました。
すっきりと晴れていた空では無かったですが、ゆで卵は充分に調理可能でした。
その後、 卵を3個入れましたが、3個ともゆで卵になっていました。
今後は、説明書に書いてる通り、プリンにも挑戦したいと思っています。
パラボラ式とは違って、100度上の高温にはならないので、比較的安全なので、
小学校の実験等に良いと思いました。 科学クラブでも、ぜひ実験を行いたいと思いました。
鍋を置いてみました。
蓋が透明なので、黒い蓋を用意した方が、良さそうでした。今後、改良して行きたいと思います。
「 にこネットつくば 」 さん 情報の御提供、ありがとうございました。
千葉県柏市立富勢西小学校 科学クラブ 日記