藻掻き (もかき) もがき とも発音するでしょうか。
- 水草調査の際、採取に使います。 自作です。 -
藻掻きは、直接、科学クラブとは関係がないかもしれません。 しかし、管理人は、将来的に利根川や手賀沼などに
クラブのみんなで出かけていって、生態系の調査、観察をしたいと思っています。その際に使うことがあるかも
しれないので、アップさせて頂きました。
(クラブでは、材料などの関係で、生物、地学系の内容がほとんどないので、フィールドに実際に出かけて
みたいです。時間内では無理なので、時間外に行ってみたいです。 学校の比較的近くを流れている
地金堀を、水源地のこんぶくろ池から、手賀沼まで、自転車でたどると面白いと思います。 )
平成19年、管理人は、手賀沼水草探検隊という、千葉県立中央博物館のイベントに参加させて頂いた
ことがあります。 4回にわたって行われ、水草の種類を教えていただいたり、実際にフィールドに行って調査を
したり、とても面白かったです。 その際に、当時千葉高校の生物の浅間茂先生が、「藻掻き(もかき)」を
紹介して下さいました。藻掻きは、紐を付けて水に投げ込み、目的の藻や水草を採取するものです。
開閉式となっていて、閉じるとあまりかさばりません。 昔は釣り具屋さんに置いてあったそうですが、最近は
ほとんどみかけないとのことでした。(後に、釣りをしている方に聞きました。 藻掻きは、釣り場に行った際に、
藻が茂っていて釣り糸を垂れる場所がない時に、藻掻きを使って藻を取り除き、釣り糸を垂らす場所を確保する
ための物だそうです。)
管理人も欲しくなり、近所の釣り具屋さんや、出かけた際に見かけた釣り具屋さんに片っぱしから聞きまっくたり
していました。しかし、どこにもありませんでした。
工作好きの管理人は、自分で作ってみようと思いました。 探検隊のイベントの際に、藻掻きを、浅間先生に
見せていただき、仕組みを見て、同様な物を作製しました。 (写真を撮っていなかったので、すこし違ったようです。)
作製後に、作製方法をまとめ、当時担当をしていらした中央博物館の林先生に提出しています。
自分の作成したワードのファイルはPCのHDDが、クラッシュした際に消えてしまいました。しかし、その時にまとめて
配布して下さった資料が手元にありました。 このまま、埋もれさせてしまうのも、もったいない気もするので、こちらに
作製法をアップしておこうと思いました。 これを見て、作製する方はいないと思いますが、宜しければ参考にどうぞ。
( 配布していただいたのは、県立中央博物館の林先生ですが、文書や図を作成したのは、当ページの管理人なので、著作権的には
問題ないと思います。)
原理や構造も、下の作製法にのせてあります。 金属加工は、敷居が高いとの感想も頂いておりました。
金属加工なので、怪我をしないようにお願いします。
はじめに試作した、アルミ製の藻掻きです。
開いた所です。 → 閉じた所です。
アルミですと、軽すぎて、かえって使いにくいです。 ひもをつけて投げても、あまり遠くへは飛びません。
鉤(かぎ)も、アルミ製だとすぐに曲がってしまいます。しかし、岩や流木等の堅いものに引っかかった時は、
鉤(かぎ)が軟らかい方が、すぐにはずれるので、良い点もありました。
真鍮製の藻掻きです。
開いた所です。 -> 閉じた所です。
真鍮製ですと、加工はちょっと大変ですが、アルミより丈夫で、重さもほどほどあるので、使いやすいです。
目的の所に、投げ込み易いです。
鉤(かぎ)を6本にした真鍮製の藻掻きです。
水草探検隊の時に、横林先生が、鉤(かぎ)が、6本あると良いとのアドバイスを頂きました。
そこで、60度ずつの角度で鉤(かぎ)を6本にした物です。
開いた所です。 → 閉じた所です。
材料をけちったので、鉤が短くなっています。 小さいので、持ち運びにもかさばりません。
使いやすいと思いました。
作り方は、配布された資料をスキャナーで取り込んだもので、見にくいです。(すいません。 m(_ _)m )
全部で6ページあります。 PDFファイルとしています。 (見るにはAcrobat Readerが必要です。)
(資料は、4本の鉤のタイプの物です。)
1ページ | 原理、構造などを記載しています。 | |
2ページ | 材料などの説明です。 | |
3ページ | 工具や組み立て手順です。 | |
4ページ | 組み立て手順の続きです。 | |
5ページ | 組み立て図です。 | |
6ページ | 全体図です。 | |
Acrobat Reader は、こちらから。‐> |
( 文書や図を作成したのは、当ページの管理人です。著作権は当ページの管理人にあるので、配布は問題ないと思います。)
千葉県柏市立富勢西小学校 科学クラブ 日記