ペルチェ素子 霧箱 

                                  - ペルチェ素子を使った霧箱です。 -

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- みんな熱心に観察しています。 - 

 

 管理人は、以前より放射線の実験に興味があり、科学クラブでも放射線の実験を行っていました。
ガイガーカウンターを使って放射線をカウントしたりしても、目に見えないので、今一つピンときません。
その点、霧箱は放射線の軌跡が可視化されるので、小学生も興味を持ってくれます。

 科学クラブでの過去の霧箱実験の際は、ドライアイスを使用する霧箱を使用していました。
こちらの霧箱は事前にドライアイスや液体窒素を用意しなければなりません。科学クラブでは、
コストをかけられないので、管理人の家で加入している生協の方に事前に相談し、ドライアイスを
分けてもらっていました。しかし、保存方法やその日の気温によって、ドライアイスが昇華してしまい、
少量しか残らないこともありました。CO2のボンベ(通称ミドボン:緑のボンベ)も所持しておりますが、
1回のCO2充填で数回は実演できますが、1回の充填で約4000円かかるので、コストを考えると
頻回な使用はできません。このため、以前よりドライアイス不要のペルチェ素子を使った霧箱には
興味があり、製作をしてみました。 (製作記はこちら。)

 

 今回製作したのは、CPUクーラーとペルチェ素子を使った霧箱です。
 概ね大阪府立大学 秋吉先生の記述通りに製作しています。 ( 詳細はこちら
 


 小学生が使うので、ファンで指を傷めないように、ファンにカバーを付けました。
 100均の園芸コーナーにある樹脂製の網を使いました。
   
 カバーをすることにより、小学生でも怪我をすることなく観察できると思います。

 

 3台並べてみました。(1台は小型のCPUクーラーです。)
 
 科学クラブは、1グループ4〜5人、3グループあるので、これなら、みんなで近距離で観察できます。

 電源を入れ、2〜3分程度で観察できました。表面は、-30度程度と思われます。
 
 セラミックボールの周囲の線状のぼけた白い曲がった筋が、α線の軌跡です。
 3台とも安定して観察できました。


 科学クラブでの様子です。
 
 みんな熱心に観察しています。

 中心部のぼけた線状の軌跡がα線の軌跡です。
 
 みんな最後まで熱心に観察していました。

 

 ドライアイスが無くても観察できるので、大変重宝します。
 もう少し冷却面が大きいと良いですが、十分観察は可能です。

 今後も放射線の実験の際は、活用していこうと思います。

 

 

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